A.難抜歯の場合、CT撮影を行います。CTを用いて歯根の形状や血管、神経の位置を確認することで、抜歯時の血管や神経の損傷リスクを低減した治療を実現するためです。
A. 埋まっている親知らず(特に下顎の親知らず)を抜歯すると、術後に腫れが生じることがよくあります。腫れのピークは翌日から3日後で1週間ほどかけて徐々に治まります。ただし、抜歯後2週間以内に重要なご予定がある場合は、予定が済んだ後に抜歯されることをおすすめしております。
A.親知らずがまっすぐ生えていて、セルフケアが十分に行き届いていれば、基本的には抜歯の必要はありません。しかし、斜めに生えている場合や歯並び・咬み合わせに影響を与える可能性がある場合、あるいは虫歯など他の歯に悪影響を及ぼしそうな場合は、抜歯を前向きに検討いたします。
また、親知らずが完全に埋まっていると周囲に細菌が入り込む隙間が残っていることがあります。この場合も痛みや腫れなどの症状が引き起こされることがあります。
A. 炎症が喉まで広がると、喉の痛みや飲み込みづらさを感じることがあります。
A.痛みがあるというのは、炎症が起きているということです。炎症がある状態だと麻酔が効きにくかったり、抜歯により炎症がさらに悪化することがあります。そのため、まずは抗生物質で炎症を抑えてから、抜歯を行うことが重要です。
A. 親知らずが下顎の神経や血管に近い、または接している場合があります。このような親知らずを抜歯する際、数%の確率で麻痺が残ることがあります。麻痺の回復には個人差がありますが、通常は半年程度でほとんど回復します。
当院では、難しい親知らずの抜歯を行う前にCTスキャンを撮影し、親知らずの位置やリスクを把握することで、ご不安なく処置を受けていただけるようにしています